G04 · ロット別品質カウンター
検品の合格率と不合格率を計算する方法
「合格率75%」だけでは、80件すべてを検査したのか、半分だけなのかが伝わりません。検品ではロット全体の数量、検査済みの数量、判定の内訳を一緒に示すことが大切です。
このページの数値は、説明のために作成した架空の演習データです。実測・調査結果や実在の利用者の記録ではありません。
T04・ロット別品質カウンターを開く数える対象と考え方
T04は初回検査の分類を記録します。未検査・合格・手直し・不合格を重複なく分け、合計がロット総数を超えないようにします。このガイドは手直し率と不合格率を分けて示します。「手直し」は再検査に合格した数ではありません。「不合格」も実際の廃棄完了を表すものではありません。
初回検査の合格率の分母は検査済み数です。一方、ロット全体に占める合格の割合の分母はロット総数です。途中段階ではこの2つの割合が違います。
ツールでの手順
- T04で新しい記録を作り、検査ロット名に「演習ロット」、ロット全体の数量に80を入れ、独立した検査ロットを作成を押します。
- 今回の初回検査:合格に60、今回の初回検査:手直しに12、今回の初回検査:不合格に8を入れ、今回の初回検査をまとめて記録を押します。
- 検査済み80・未検査0と、初回検査の合格率75%を確認します。判定の内訳も60+12+8=80になっているか見ます。
- 入力直後の一括記録を取り消すなら直前の操作を元に戻すを使います。元の分類ミスを訂正する欄は、後日手直しした結果の再検査を記録する欄ではありません。
新規作成欄の種類を選ぶだけでは、現在の記録は切り替わりません。作成ボタンを押す前に、続けたい既存の記録がないか確認してください。
演習データと計算
| 判定 | 数量 | 検査済み80に対する割合 |
|---|---|---|
| 合格 | 60 | 60÷80×100=75% |
| 手直し | 12 | 12÷80×100=15% |
| 不合格 | 8 | 8÷80×100=10% |
検査済み=60+12+8=80件。初回合格率=60÷80×100=75%。
途中で40件だけ検査し、合格30・手直し6・不合格4なら、初回合格率は30÷40=75%ですが、ロット全体の合格割合は30÷80=37.5%です。残り40件は未検査であって、不合格40件ではありません。
間違いやすい点と直し方
分母を表示せずに合格率を比較する
検査済み数とロット総数を併記します。途中の75%と全数検査の75%を同じ確かさだと断定しないでください。
同じ品を複数の初回分類に入れる
初回の分類は1件につき1つです。数え直すときは重複を調べ、分類ミスなら理由を残して訂正します。
手直し後の合格を初回合格に加える
初回判定の訂正と再検査は別です。このツールに再検査の専用工程があるかのように扱わず、別集計にするなら対象と分母を明記します。
結果と原記録を保存する
ロット名・総数・検査の内訳がそろっているか確認し、記録の管理から元履歴を含むJSONを保存します。T12で共有するときも、率だけでなく検査済み数や分母を選び、判定条件が分かる形にします。
ブラウザ内の保存を確認してからダウンロードし、ファイルが保存できたか開いて確認します。JSONに独自の名前などが含まれる場合は、共有先を慎重に選んでください。
使える範囲と限界
検査基準や検査の正しさを自動で保証するものではありません。検査数0の率は算出できず、不良の原因や将来の発生率も推定しません。異なる検査条件のロットを無条件にまとめないでください。
記録はこのブラウザのローカル保存です。アカウントやクラウド同期はありません。ワークスペース全体の操作上限は40,000件で、元に戻す操作や管理履歴も含みます。
要点
判定の内訳と分母をセットで管理します。未検査を不合格にせず、初回検査の率とロット全体の割合を区別して説明しましょう。
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