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G10 · 記録の比較

複数の記録を正しく比較する方法

成功率が72%と70%なら「2%良くなった」と言いたくなりますが、何を基準にした差かが曖昧です。まず分子と分母を並べ、割合の差と相対的な変化を分けて説明しましょう。

このページの数値は、説明のために作成した架空の演習データです。実測・調査結果や実在の利用者の記録ではありません。

T10・記録の比較を開く

数える対象と考え方

パーセントポイント差は、百分率同士を引いた差です。相対変化率は、その差を基準の割合で割った値です。Aが72%、Bが70%なら、A−Bは2パーセントポイント、Bを基準にした相対変化は約2.857%です。

T10は結果の先頭行を基準にします。基準をAにすれば、B−Aは−2パーセントポイント、相対変化は約−2.778%になります。符号と分母が違うため、必ず先頭行と表の説明を確認してください。

ツールでの手順

  1. まずT05で基準用のBを先に作り、成功7・失敗3を一括保存します。次にAを作り、成功18・失敗7を保存します。この順序は教材の基準行を分かりやすくするためです。
  2. T10を開き、名前で検索や種類で絞り込みで対象を探します。練習の成功率として互換なAとBを選びます。
  3. AとBの両方にチェックを入れて、選択した参照元を比較(先頭が基準)を押します。表示された比較結果で、先頭行の記録が基準になっていることを確認します。この例ではBを基準として値を読みます。選択した順に並ぶとは限りません。
  4. Bの7/10とAの18/25、A行の+2パーセントポイントを確認します。基準が逆なら表示も逆向きになるので、読み手への説明も合わせます。

新規作成欄の種類を選ぶだけでは、現在の記録は切り替わりません。作成ボタンを押す前に、続けたい既存の記録がないか確認してください。

演習データと計算

記録分子/分母成功率
A18/2572%
B(基準)7/1070%

割合の差=72−70=2パーセントポイント。相対変化=(72−70)÷70×100=約2.857%。

2つをまとめた率が必要で、試行を同じ定義で合算してよい条件なら、(18+7)÷(25+10)=25÷35=約71.43%です。(72+70)÷2=71%という単純平均は、異なる試行数を無視した別の量です。T10はこの単純平均を集計結果として作りません。

間違いやすい点と直し方

2パーセントポイントを2%の相対増加と言う

相対変化の分母は基準率70%です。表記に「差」と「相対変化」を付け、同じ意味にしません。

分母25と10を隠す

成功回数と試行回数を率と並べます。率だけで成績の確かさや優劣を断定しません。

条件の違いを効果の証明とする

難しさや時期などの条件がそろっているか確認します。この比較から因果関係・有意差・速さを自動的に推論することはできません。

結果と原記録を保存する

比較は元の記録を変更しない読み取りです。参照元が更新されたら結果を確認し直し、CSVをエクスポートで比較表を保存します。元のA・Bを再開するためのJSONバックアップは別に残します。

ブラウザ内の保存を確認してからダウンロードし、ファイルが保存できたか開いて確認します。JSONに独自の名前などが含まれる場合は、共有先を慎重に選んでください。

使える範囲と限界

同じ定義で比較できる2〜10の参照元が対象です。定義が違うものを無理に比較しません。試行0の率や、基準率0に対する相対変化は算出できません。外部データの自動調査や検定機能ではありません。

記録はこのブラウザのローカル保存です。アカウントやクラウド同期はありません。ワークスペース全体の操作上限は40,000件で、元に戻す操作や管理履歴も含みます。

要点

先頭行を基準にし、分子・分母・割合を一緒に読みます。パーセントポイント差と相対変化を分け、条件の違いを残したまま比較結果を説明しましょう。

記録の比較で確認する